よもぎのはら工房

川島陽子 ・ ひだまりみかん

2006年11月13日 16:13

石垣島のよもぎのはら工房は、私と同じ年ぐらいの女性が一人で、小さな窯で作っていたらしいが、今は、訳あって、石垣島を引き払って、内地に帰ってしまったらしい。
この人の作品は、とにかくかわいい。

シーサーを作るにあたって、大きく分けると、迫力のある怖い系のシーサーを追求する人と、かわいい系のシーサーを追求する人に分かれると思う。
ごくまれにどちらも魅力的な物を人もいるが、やはり、人には向き不向きがあるのか、かわいい系を追求している人が、迫力のある系のシーサーを作っても無理があると思うし、その逆もある。
私は陶芸をやっていた時は、工房の定番商品が迫力のある系のシーサーだったので、最初はシーサーを作れるだけで、ただただ楽しかったが、だんだんと無理が生じてきて、迫力のある系のシーサーを作るのが苦痛でならなかった。
幸い私の働いていた陶芸の工房は、残業時間に何を作ってもよかったので、私は残業中にかわいらしい感じのシーサーばかり作っていたので、その時に今の漆喰の作風の基礎が出来たと思う。
 
よもぎのはら工房の作品は、沖縄本島では、ギャラリーDと言う、一軒の店でしか見かけなかった。その店はすごくいい店で、私も漆喰シーサーに独立した時、まっさきに売り込みに行った店。
 
彼女の作品は、店に出すとまたたく間に売れたらしい。私も欲しいシーサーが沢山あったので、もう買えなくなるなら、もっと買っておけばよかったと後悔している。
今となっては彼女の作品は、私にとってはまぼろしの作品となった。 

           

この何とも言えない素朴感・・・色といい表情といい、めちゃくちゃかわいい♪
見ているだけですごく心が和む。

          

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