那覇について想う事
私が沖縄に住もうと思って、迷わず選んだのが「那覇」だった。その那覇の中でも出来るだけ都会の中心部、お土産屋が沢山並んでいる場所に住みたいと思った。
でも家賃は高いんだろうなぁと思いながら、色々調べたら、壺屋やちむん通りの隣の筋、平和通りのすぐ近くと言う、一等地中の一等地にかなりの格安物件が1部屋だけ余っていた。
しかも新築で11月から空きがあると言う。私は迷わずその部屋に決めた。
そしてその部屋から歩いて5分の場所に仕事も見つけた。
何もかもが、運が良かったのか、運命だったのか、何かに導かれていたのかどうかは分からない。
でも単に運が良かっただけとは思えない事が沖縄では次々に起こった。
自分ではどうしても単なる偶然とは思えない。
そんな化学では説明の出来ない、不思議な事の一つや二つあってもいいと思う。
沖縄と言うのは、いい意味で異常な島だと思う。あの芸術家、芸術文化の多さは半端ではない。しかもそのレベルは異常なぐらい高い。
那覇は、沢山のお土産屋や沖縄らしい喫茶店、音楽、文化に溢れている。沖縄の文化を体感したかったら那覇はものすごくいい場所で、深夜まで店が開いているので、一人暮らしの辛さを紛らす為には絶好の場所だと思う。
住む場所を那覇に選択して本当に良かった。那覇でなくて、もっと静かな田舎だったら、私は心細くてどう気を紛らわしたらいいのか分からなくなっていたと思う。
辛い時、悲しい時・・・沢山あったけど、私はいつも仕事帰りに国際通りに行って、お土産屋をうろうろしていた。
行く場所がライブや居酒屋などではなく、お土産屋で、特に何を買う訳でもなかったので、お金の掛からない、本当にいい気分転換だった。
そんな事の繰り返しでこの店にはどの人のどんな作品が置いている・・・と言う事を全て丸暗記して、シーサーを見ただけでどこの工房の作品だなと言う事までも分かるようになって来た・・・。
那覇はあの時の自分にとって、絶好の場所だった。ものすごくいいインシュピレーションを与えてくれた場所。
ただ、那覇は一生住む場所ではないと思う。一生住む場所だと直感で思う場所は玉城村。
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